FRUITESTを作るにあたって

子どものころの私にとって果物は、買うものではなく、”もらうもの”でした。

果物生産量が日本一の山梨に生まれ、祖父母はぶどう農家。
家の周りにも、ぶどうや桃やさくらんぼの畑がたくさんある私の地元では、それぞれが旬の時期に、最も食べごろの状態で収穫された果物を、食べきれないほど貰うのが当たり前でした。

その後、大学進学を機に上京した私は、スーパーや百貨店などで売られるくだものの「おいしくなさ」に愕然とします。

流通にのせるために、完熟からは程遠い状態で摘み取られたくだものが、収穫から何日も経った状態で売られている。
商流や物流の関係でそうなってしまうことは仕方のないこと。そう頭では理解しながらも、なんだか納得できない気持ちでした。

仕事で海外へ行くようになると、日本の果物、特に私が幼いころに食べていたようなおいしい完熟果物との差に、さらに驚きます。

日本の、本当においしい一級品の完熟果物で、世界中の人を驚かせたい。
「なにこれ!?おいしい!」と言わせてみたい。
そんな想いでFRUITESTをつくることに決めました。

日本各地の協力農家さんが手塩にかけて育てた、プレミアム品種の完熟果物だけを使い、レア・ドライという唯一無二な技術を持つ作り手との二人三脚で、FRUITESTの1つ1つの商品はできました。

日本には、まだまだ世界に知られていない、美味しい果物/品種がたくさんあります。
そんな一級品の果物を、レア・ドライにすることで、世界中でいつでもどこでも、その旬の香りや風味を体感できるようになります。

日本が誇る果物を、もっとおいしく、もっと楽しく。
FRUITESTの挑戦を、ここから始めたいと思います。